[2014年6月5日]
読者より 両切りピースは素晴らしい
楽しく拝読しております。でも、活字で読むのがいいです。煙草をすいつつ…。
愛煙歴半世紀。ピースから始まり、ロスマンズ・ロイヤルを長いこと愛煙しておりました。
(残念なことにロスマンズは販売中止)ここ数年はKENT・Sを愛煙しております。
それにしても…自由に紫煙をくゆらすことも儘ならぬ時代になりましたねぇ。昭和が懐かしく思われます。老生、タバコをくわたのは22歳からです。我らの時代では遅かったのではないでしょうか…。煙草で思い出すのは、高校1年生の今頃です。野球の練習を終え、先輩と帰宅する途次、渋谷の喫茶店(なるもの)に誘われました。先輩は「帽子を取れ」と言いました。「うぅ?」ーと思いつつ言われるままに帽子をを取り、その店に入りました。「コーヒーでいいか?」「ハイ!」。珈琲なるもののなんとも言えぬ甘い香り、うっとりしていると先輩は組んだ脚元の靴下からおもむろに、小さな濃紺の箱を取り出しました。「オイ、おまえもやるか?」「はっ?…いえ、結構です」。それがピースとの出会いでした。喫茶店には”帽子をとり”入るもの、タバコは靴下の中にいれて置く物…15歳の純朴な少年が東京で知った初体験。過ぎ去った遠き日々が、昨日のことのように思い出されます。
その先輩とは現在もお付き合いをしておりますが、会う時は必ず「おい、その店はタバコ吸えるだろうな?」と言います。相変わらず”両切り”ピースです。老生は少し奥手でしたが、色々な煙草に出会いました。
勝手な煙草との思い出になってしまい申し訳ありません。 匆々。