[2014年8月21日]
舛添都知事に都内店舗全面禁煙検討に関する質問書を提出しました。
東京都知事
舛添要一様
平成26年8月21日
喫煙文化研究会
事務局長
都内店内における全面禁煙の実施検討に関しての質問書
拝啓
貴殿におかれましては、ますますご清栄のことと存じます。
「喫煙文化研究会」で事務局長を務めております、山森貴司と申します。
私ども「喫煙文化研究会」は愛煙家そしてたばこを吸われない方が共生できる「美しい分煙社会」の実現に向けて、日々意見を発信しております。
この度、東京オリンピックに向け、公共施設及び店舗内を全面禁煙となさるご意向との報道を拝見し、ここに質問をさせていただきたく、筆を執った次第です。
ご質問
- 日本国内の喫煙率は全体で2割を割り込んだとの発表がJTよりありました。確かに少数派かもしれませんが、男性では30.3%の方が依然喫煙者です。諸外国がほぼ屋外喫煙可能であると考えますと、日本は路上喫煙禁止条例や受動喫煙防止条例などもあり、「分煙」でなく「完全禁煙」は愛煙家にとって厳しすぎると考えますが、知事のご意見はいかがでしょうか?
- 今回の「店舗内完全禁煙」の検討に当たり、アンケートなどは実施されたのでしょうか?実施なさったとすれば、どのような結果だったのかご開示いただけないでしょうか?まだの場合、今後実施の予定はございますでしょうか?
- 東京オリンピックを控え、諸外国の喫煙者は、「店内禁煙」は受容できても、屋外が禁煙という状況は信じられないと思います。路上喫煙禁止条例や、受動喫煙防止条例をこれ以上都内で広げると、愛煙家が喫煙する場所はなくなります。その代替案、場所などはお考えでしょうか?
- 厚生労働省の発表でも、「受動喫煙」の定義はなく、更に受動喫煙の肺がんのリスクは1.02倍と、野菜不足の1.06倍や運動不足の1.20倍よりもさらに少ないのですが、それでも「完全禁煙」に踏み切るのは厳しすぎると考えますが、知事としての考えをお聞かせください。
敬具