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[2014年1月8日]

受動喫煙防止条例実施の兵庫県明石市で、駅周辺に喫煙所、効果実証へ

 兵庫県明石市はこのほど、明石駅周辺の3カ所に喫煙所を開設した。市は2007年から、駅周辺などでポイ捨てや歩きたばこをしないよう呼び掛けてきたが、マナーを守らない喫煙者もおり、苦情が寄せられていた。日本たばこ産業(JT)から設備の寄贈を受け、運用を始めた。

 喫煙所は明石駅の東、南、北西に1カ所ずつ設けられ、それぞれ10平方メートル前後。地上70センチ〜1・9メートルを仕切り板で囲っており、屋根はない。

 外気が出入りする構造のため、市会などでは「歩いている人に煙が掛からないか」といった懸念も出された。市は「完全にブロックするのは無理だと思うが、先進地域もこの形式を採用している」と話し、当面、様子を見るという。

 市は同駅周辺での喫煙を条例などで禁じてはいないものの、「歩きたばこで子どもにやけどを負わせるケースもあり、危険性は認識している。効果を検証したうえで、新たな対応が必要かどうか検討したい」と話している。

歩きタバコは危険です。読者の皆さんも決して行わないでください。今回のケースは条例が施行されている自治体としては英断と考えます。
皆さんも喫煙所がない地域には、JTに協力を呼びかけてみてはいかがでしょうか?

喫煙文化研究会事務局

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