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[2014年2月15日]

三次喫煙も有害? 財経新聞

喫煙者の煙草や呼気に含まれる煙を他人が吸入する「受動喫煙」と一般的に呼ばれる状態が「二次喫煙」にあたるのに対し、「三次喫煙」とは煙が無くなった後にその空間の物体の表面などに残留した有害物質を吸入することだそうだ。三次喫煙の場合、有害物質が時間を経てさらに有毒性を増すことが危惧されているという。今回カリフォルニア大学リバーサイド校が行ったマウスを使った実験で三次喫煙が肺および肝臓にダメージを与えるだけでなく、そのマウスの傷は喫煙者同様治癒状態が悪く時間がかかり、更に行動面において多動の様子を呈することが分かったとのこと。また、肥満でなくとも2型糖尿病を引き起こすことも最近分かってきたという。なお、三次喫煙で動物を用いた実験が行われたのは今回が初めてとのことだ。

 三次喫煙は喫煙者の配偶者や子供、また喫煙環境のある職場で働く者などに深刻な影響があるとされている。家庭においてその有害物質は子供部屋の家具や壁などの表面そして塵や埃にて確認されており、このような環境で育つ子供は二次喫煙および三次喫煙による短・長期的健康被害を受けるとのこと。実際喫煙者と暮らす子供はそうでない子供よりも学校の欠席率が4割高いことが分かっているという。

 研究者らはこのような研究が三次喫煙の将来的な健康リスクを明らかにし、有害物質への暴露や三次喫煙による健康被害に対する政策決定に役立つと考えているとのことだ。

これはアメリカでの実験だそうですが、日本の状況を考えると、「受動喫煙」の害の広さですら定義できないのが厚生労働省です。
何度か、本サイトでも申し上げておりますが、その厚生労働省が発表している受動喫煙のがんリスクは1.02倍です。
三次喫煙では、それより少なくなるのですから、0.000何倍かでしょうか?こうなると、誤差の範囲内です。
タバコばかりがスケープゴートにされていると言わざるを得ません。
当会は分煙社会の実現を今後も訴えてまいります。
喫煙文化研究会

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