[2014年6月12日]
またも松沢氏!受動喫煙防止条例推進議連を作る動き 当会は抗議
世界的な報道機関であるブルームバーグの日本版に以下の記事が載っておりました。
6月11日(ブルームバーグ):自民党の尾辻秀久元厚労相らが2020年の東京五輪に向け、受動喫煙防止法を実現するための超党派議員連盟の発足を計画していることが分かった。12日に呼び掛け人会合を開き、趣意書や役員などを決める。みんなの党の松沢成文参院議員が11日、ブルームバーグ・ニュースのインタビューで明らかにした。
松沢氏は国際オリンピック委員会(IOC)は世界保健機関(WHO)と協定を結び、たばこのないオリンピックの実現に取り組んでいると指摘し、「オリンピックを成功させるために受動喫煙防止対策が必要」と話した。
松沢氏は衆院議員、神奈川県知事などを経て2013年の参院選で当選し、国政に復帰。知事時代には罰則規定を盛り込んだ受動喫煙防止条例を全国の地方自治体で初めて制定した。日本禁煙学会によると、1992年のバルセロナ以降の夏季五輪開催国はすべて罰則付きの受動喫煙を防止する法律や条例が整備されている。
菅義偉官房長官は11日午後の会見で、東京五輪に向けた受動喫煙対策について「東京都などと連携を図りながら対応策を考えていく」と述べた。
議連の名称は「東京オリンピック・パラリンピックに向けて受動喫煙防止法を実現する議員連盟」を検討。12日の呼び掛け人会合では自民、公明、民主、日本維新の会、みんな、共産、結い、生活、社民の各党から役員を選出する見通しだ。その後、秋に見込まれる臨時国会の冒頭に全国会議員に呼び掛け、11月をめどに議連の正式発足を目指す。
これは、記名記事でしたので、以下のように記者に対して要望するメールを出しました。
ブルームバーグ
記者 高橋舞子様
お世話になっております。喫煙文化研究会で事務局長を拝命している、山森貴司と申します。
当会は、「美しい分煙社会」を目指して活動している有識者団体で、代表は作曲家のすぎやまこういち、会員には作家の筒井康隆、脚本家の倉本聡、NK細胞を発見した免疫学の権威、奥村康順天堂大学名誉教授、漫画家のさいとうたかを氏など30名余で構成されております。
昨年公開された、映画「風立ちぬ」の喫煙シーン論争で、禁煙学会さんに反駁をして、大論争を起こした団体です。
本記事を拝見しまして、是非とも、禁煙学会だけではなく、公平に当会の意見を取り上げていただければと存じます。
たとえば、先月、韓国の最高裁判所で、元喫煙者が起こしたたばこ会社への裁判で、「たばこと肺がんの直接的因果関係は認められない」ということで、原告が敗訴したことをご存知でしょうか?
また、松沢議員が神奈川県知事時代に制定した受動喫煙防止条例は、禁煙学会さんはどうおっしゃったかはわかりませんが、世界では一般的には類のない異常な条例であることをご存知でしょうか?
海外では、室内禁煙、屋外喫煙可というのが一般的です。
何卒、両論併記をお願い申し上げます。